●354 春日のめぐみ はるびのめぐみ 〇みわたすのべにはわかくさしげり

 表題:春日のめぐみ ※歌詞では春日の惠
 読み:はるびのめぐみ

 収録:(A)鈴蘭樂譜 16 成樂會 1926(T.15).2.10 ◎[A2-48] Copy=[P51]

 記譜:四部合唱(伴奏なし) 変ホ長調 4/4

 インチピット:ミソファソ|ミソレソ|ミソファレ|ドシド

 曲:ボルトニャンスキー,ドミトリー(Bortnyansky, Dmitry Stepanovich)(1751-1825)[ウクライナ]
 詞:犬童球渓 ※1926(T.15)作詞


[詞] ※鈴蘭樂譜 16より

1.見渡す野邊には若草(わかぐさ)しげり 痩せたる森にも木(こ)の芽ぞ萌ゆる
  霜雪(しもゆき)解かしていと暖かに 萬物(ものみな)生かすか春日(はるび)の惠

2.山もと靜(しずか)に春雨けぶり 野山も田畑も程よくしめる
  なやみし草木をいと柔らかに いたづき癒(いや)すか春日の惠

  注)いたづき=病き、労き 病気、苦労


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